僕に読まれた本と僕が読まれた本

だんだん読書管理ブログになっていく予定

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町/中島らも

中島らものエッセイで、一番はこれだと思っています。

神戸や大阪で氏が過ごした思春期の思い出をつづっただけ、ではありますが、読ませます。

持ち重りする童貞、大学生初期の焦燥感、今となってはわからない60-70年代の思想な感じ、など。現代の中高生が読んでも感じ入る何かがあります。

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫)

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫)

 

……「小さいころからよく出来たお子さん」が半ばグレそうになったとき、これを読ませてみてはどうでしょうか。

本人の頭がこじれる危険性大ですが、警察の厄介になるタイプの不良にはならずに済みますよ。

 

上腕三頭筋

最近あまりに体がなまってるのでジムに行ってます。それにしてもトレーナーの方々の筋肉知識はものすごいですね……

自分の中では腕を太くする=力こぶの部分を太くする、だったんですが、実際には力こぶの裏側の筋肉を鍛える方が近道のようで。

ちなみに力こぶが上腕二頭筋で「引く力」を、裏側が上腕三頭筋で「押す力」を出していると。そして日常生活では押す力を使うことは殆どないと。よってもってだらしねえ二の腕が完成すると。そういうことでした。

 

言われてみれば確かに、生活の中で積極的に物を押すシーンってドアを押すぐらいですね。学校出て以来雑巾がけもやらないし。

魚屋

水産各社といえば、マルハニチロは本業(水産業)+食品製造でオーソドックスに儲けて、ニッスイDHAやらで薬九層倍に儲けて、極洋はマグロを回転寿司屋に売って儲けて、と色々あって面白いですよ。どこも自己資本比率低いけど・・・

サバ缶

ちょくちょくコンビニでサバ缶を買ってるのですが、マルハニチロのサバ缶が一等旨いですね。セブンプレミアムはまあまあ。

水煮と味噌煮が2大巨頭というかその2つ以外ないと思いますが、水煮のシンプルな味の方が好きです。味噌煮はなんというか甘すぎる感があって食べにくい。

一応「魚」だし「タンパク質」取ってるし、っていう意味ではサラダチキンと同じような買い方ですね。水産各社さんもそういう方面で売ってみたらどこかで火が点いてバカ売れするんじゃないでしょうか。

ふわふわの泉

野尻抱介の『ふわふわの泉』、読みました。

化学好きの女子高生がひょんなことから立方晶窒化炭素(=「ふわふわ」。ダイヤモンドより硬い物質なのに空気に浮かぶほど軽い物質)の製造に成功。それを売って大金持ちになるというお話。

ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)

ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)

 

この作家さんの作品は『南極点のピアピア動画』しか読んだことがないんですが、両作品とも「超絶革新的な技術が世の中に出てきた! じゃあ世界は社会はどうそれに対処する!?」ってテーマが明るく軽く描かれています。ありがちな難詰な文章と重苦しい作中雰囲気がない。

もし小学生ぐらいの子どもに「理系に進ませたい」と考えているのなら、図鑑だのサイエンスショーだのよりも、こういう本を経由させるってのも面白そうです。 

南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)

南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)

 

 ところで久しぶりにリアル書店で本を買ったんですが、レジのお姉さんが物凄くタイプでした。

期末の1週間を乗り越えるための癒しになりました。