僕に読まれた本と僕が読まれた本

だんだん読書管理ブログになっていく予定

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町/中島らも

中島らものエッセイで、一番はこれだと思っています。

神戸や大阪で氏が過ごした思春期の思い出をつづっただけ、ではありますが、読ませます。

持ち重りする童貞、大学生初期の焦燥感、今となってはわからない60-70年代の思想な感じ、など。現代の中高生が読んでも感じ入る何かがあります。

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫)

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫)

 

……「小さいころからよく出来たお子さん」が半ばグレそうになったとき、これを読ませてみてはどうでしょうか。

本人の頭がこじれる危険性大ですが、警察の厄介になるタイプの不良にはならずに済みますよ。